ペテン師の恋
その日の仕事終わり、女の子たちは各自アフターやら帰宅の支度をしていると、瑞希派についた新人と瑞希の会話が聞こえた。
「瑞希さん、あんな格好良くて、有名人を固定の客にするなんて凄いですよね!」
瑞希はたった二日で人が変わったように、強気な女になった。
これが本性なんだろう。
「これくらい、たいしたことないわよ。彼は私に惚れてるんだから」
その言葉を聞いた瞬間、私は仮面が崩れかかった。
あの男が、女に惚れるなんてありえない。
この女はまんまと、朱一のテリトリーにはまってしまったのだろう。
そんなことも知らずに、自慢気に話す瑞希が目障りだった。
「瑞希さん、あんな格好良くて、有名人を固定の客にするなんて凄いですよね!」
瑞希はたった二日で人が変わったように、強気な女になった。
これが本性なんだろう。
「これくらい、たいしたことないわよ。彼は私に惚れてるんだから」
その言葉を聞いた瞬間、私は仮面が崩れかかった。
あの男が、女に惚れるなんてありえない。
この女はまんまと、朱一のテリトリーにはまってしまったのだろう。
そんなことも知らずに、自慢気に話す瑞希が目障りだった。