偽りの自分を取り繕って生きるキャバ嬢の朱美と、謎を秘めた人気作家の朱一。

朱美は初めて心を開ける相手に出会えた。

しかし、朱一が朱美に近付いたのは“復讐”という悲しい理由があったのだった──



自分を騙している相手を好きでい続ける朱美の想いが、切なくも強く、美しく表わされています。

悲しい過去をもつ二人が、朱い糸で繋がっていく様子に感動しました。


ストーリーがよく構成されているし、ラストもとても素敵です！

深い愛を感じることができる作品だと思いました。

個性的なキャラに加え、その背景設定がしっかりとでてきていて、とても読みやすく、分かりやすかったです。

夜の世界という特殊な設定の中で、女性の美しさ、力強さなどが見事なまでに表現されていて、醜くなりがちな争いごともドキドキと胸を高鳴らせて読むことができました。


互いの深い感情が絡みあった悲しい過去を、これからに繋げる愛情へと変えていく様はとても美しく、感動いたしました。

現在、過去へと移り変わる流れもスムーズで、無駄がなくすんなりと読めます。

復讐というストーリーをここまで美しく華やかに仕上げられたのは、鈴音さんの素晴らしい力量ですね♪

素敵な作品をありがとうございました。

執筆、お疲れ様でした！

初めて好きになった人は、自分を最も憎んでいる人。


わかっていながら
強く惹かれ合う２人。


本当の愛も、本当の強さも、
教えてくれたのは全て、貴方でした。



繊細に描かれる文章から、痛いほど伝わる切なさ。



ラストまで一気に読めちゃう、感動作！！



とっても素晴らしい作品でした。