二重人格王子VS二重人格姫

「お前、マジ朝からうるせーよ。ちょっとは黙れ」


っつーか、なんでいるんだよ!!


もう一度ため息をつきながら横目で軽く睨むと、ぐすんッと言う泣き声が涼から聞こえてきた。



「くすんくすん。せっかく、拓海君がずっと前からLOVEな美華ちゃんに毎日会える事になったっていうから、話を聞こうと思ったのにぃー!!」



は、ははははぁぁ??



「ちょっ、おまっ、なに堂々と言ってんだよっ。皆に聞こえるだろーが(怒)」
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