二重人格王子VS二重人格姫
「くそー!!拓海のばか………ッッ!」
文句を言おうとしたら、いきなりグイッと腕を引かれて。
あたしの体が行き着いた先は、草むらの中の、拓海の腕の中。
つまりあたしは抱きしめられている状態で。
しかも、拓海の無駄にデカい手で口を塞がれているという。
え、え゛ぇ?
「ふぉ、ぐぁにふんにょ!!!」
意味がわからなくて叫ぼうとするけれど、
口を塞がれている為ふごふご言うあたし。
「いいから、静かにしろ」
は、はぁぁぁ?
優斗とは大違いの拓海に、嫌気が差す。
優斗だったら、もっともっと優しいのに。
文句を言おうとしたら、いきなりグイッと腕を引かれて。
あたしの体が行き着いた先は、草むらの中の、拓海の腕の中。
つまりあたしは抱きしめられている状態で。
しかも、拓海の無駄にデカい手で口を塞がれているという。
え、え゛ぇ?
「ふぉ、ぐぁにふんにょ!!!」
意味がわからなくて叫ぼうとするけれど、
口を塞がれている為ふごふご言うあたし。
「いいから、静かにしろ」
は、はぁぁぁ?
優斗とは大違いの拓海に、嫌気が差す。
優斗だったら、もっともっと優しいのに。