Desire kiss
「うわ…、夜空綺麗」
上を見ながら漆黒の夜空の絨毯を微笑んで見つめた。
勝達もこの夜空を見ながら、毎日遅くまで練習しているんだね。
あったかいシチューも喜んでくれるといいなあ。
かなり近距離な勝の家は歩いてすぐに着けるから楽でいい。
緑と零の家は、ちょっと歩かなきゃいけないから。
それでも、勝の家だけじゃなく、緑や零の家にもお菓子とか作って配ってたり…美羽は甘党だから、お菓子大好きだし。
勝の家は、薄暗い明りがついているだけで、まだお母さんやお父さん帰っていないみたいだった。
仕事、頑張ってる証拠。
なら、まだご飯は食べていないはず。