Desire kiss
「何やってるの!私のことなんか離してトイレに行かなきゃ!」
「―――……」
なぜか勝が…呆然と、する。
え、こっちはすごく心配なのに!
もうかなり危険な状態で動けないとか…?なら私がおんぶしてでもトイレに…!脳内で必死に勝の事を考えた。
でも、明らかに呆れかえった勝が、いらいらと舌打ちをした。
「ふざけんな」
――…え?いやいや至極真面目なんだけれども!!とにかくパニックになって視線を彷徨わせた。
「……他の奴と遊ぶなんて…」
っのやろ…、と勝の背景で炎が勢いよく、現在進行形で燃えている。
えええ!!なになになに!!