高校生☆だいだい
ぱたぱたぱたっ!*

『おまたせしました!』

『-やっときたか。真冬』
そう言った男は、かなり若かった。銀色の綺麗な髪がさああ-と風になびく。

『竜にいさまっ!』

真冬はぎゅううと抱きしめた。
『会いたかった!』

竜と呼ばれた男は、真冬をみおろした。

その眼はほほえんでいる。

『大きくなったな。』

そういって竜も真冬をだきしめる。

久しぶりの再開だ。

真冬はめちゃめちゃうれしかった。

竜がお偉いさんになってからというもの、あってない。会えなかったのだ。天界の規則で。

竜はもともと美形で背も高くしっかりしていることからお偉いさんに選ばれたらしい。
あっ!これは姉ちゃんからきいたはなしだけど…!(笑)

でもなんで?

『ねえ、竜にいさま、なんでわたしを…』

といいかけて止められる。

『ああ-。すまんな。言いたいことはわかっている。真冬。久しぶりの再会なのに時間もくれないのか。クス。いぢわるになったな。真冬。』

ん?といって真冬をみおろす。いぢわるなめ。

ちょっと緊張する真冬。

『そんなことはないけど…気になってしかたないんだよ?なんのためにわたしをよんだの?にいさま。』

『そ~~~~よ竜。(よくもあたしの存在をムシってくれたわね。あんたら。)』

姉ちゃんがきく。

『あ、いたのか。』

と竜。

『いたわよっ(>ε<)』

と姉ちゃん。

『さて。ふざけばなしもここまでにして、本題へ入るぞ?ちゃんとついてこいよ?』

一瞬不穏な空気が流れる。

いよいよだっ。真冬はおもった。

じっ。と竜にいさまをみる。

-

『真冬。お前には人間界へいってもらう。』


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