極上ブラザーズ!!(仮)
「終わったあー……」
何事も無く、予備校は終了っ♪
隣にいる颯太くんに目をやると、すごく真剣そうな表情をしていた。
「あのさ、美優ちゃん」
「う……う、うん」
どうしたのかなぁ……。
「今から時間ある?」
「え、あ、うん……ちょっとぐらいなら」
時計を見ると、10時のところに針を指していた。
30分ぐらいなら大丈夫だろうと思って、頷く。
「ありがとう。じゃ、公園行こうか」
「うん」
……そうだ。
私、颯太くんに告白されてたんだ。
そんな大切なこと忘れてたなんて……。