極上ブラザーズ!!(仮)



カードキーを見つけてきてくれたなら、
どうして追いかけてきてくれなかったの……?


一緒にいた綺麗な女の人は?



自分の中で色んな思いが交錯した。






「そういうことだったんですね」



――1人、遼さんだけは冷静に私たちの間に立ち、含みのある笑みを浮かべた。



「……用はそれだけだから」


翔君は遼さんを気まずそうにちらりと見て、
私にカードキーを手渡す。



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