極上ブラザーズ!!(仮)
「美優さんも頑張らなきゃですね!!」
「へ??
わ、私は全然勉強出来ないんですよ!
偏差値も50以下ですし~」
いつも学年でも半分以下の成績だったもん。
合格した高校だって偏差値45ぐらいだし。
「ほ…本当ですか?」
のんきな私に比べ
高瀬さんの顔が真っ青になっていた。
……言わなきゃよかったかな…;
「あ…あの。
やっぱりダメですか!?偏差値50以下は…」
「いっいや…あ…あのですね。
落ち着いて聞いてください。
桜ケ丘学園は受験時の偏差値は77なんですよ」
………はい?
へ……
偏差値70オーバー!??
そ、そんな話聞いてない!!
「わ……
私、ついていけるんでしょうか……」
授業とか……
話のレベルとか……
コネ入学バレるんじゃないのかな(涙)
「少なくても授業は…
ついて……いけないでしょう。
黒崎美優として、入学してもらうつもりだったけど…
ごめんなさい。
やっぱり古川美優さんとして入学してもらえるかしら?」
すまなそうな顔をしている高瀬さんを見て、
自分のバカさ加減を呪った。
「……はい」
バカな女が黒崎家の一人娘だと知れたら、
一家の恥だ……よね(涙)