極上ブラザーズ!!(仮)
「…分かりました!
ふふ、美優さんって本当に一直線ね。
お金のことは心配しないで。
勉強に集中してください」
ニコっと微笑む高瀬さんの顔を見て、
より一層頑張らなきゃって思った。
「は…はいっ!!
ありがとうございます」
高瀬さんに頭を下げると、
高瀬さんに怒られちゃった。
「黒崎家の人間がお手伝いの人に頭を下げちゃダメだ」って。
高瀬さん。
私――
ちょっとでも、おじ様の娘として、近づきたいです。
お父さん…
お母さん…
私、
頑張るよ。
天国からちゃんと見守っててね。