極上ブラザーズ!!(仮)


「…分かりました!
ふふ、美優さんって本当に一直線ね。

お金のことは心配しないで。
勉強に集中してください」


ニコっと微笑む高瀬さんの顔を見て、
より一層頑張らなきゃって思った。


「は…はいっ!!
ありがとうございます」


高瀬さんに頭を下げると、
高瀬さんに怒られちゃった。


「黒崎家の人間がお手伝いの人に頭を下げちゃダメだ」って。


高瀬さん。

私――



ちょっとでも、おじ様の娘として、近づきたいです。


お父さん…


お母さん…


私、

頑張るよ。



天国からちゃんと見守っててね。









< 22 / 169 >

この作品をシェア

pagetop