極上ブラザーズ!!(仮)


「わぁー…」


高瀬さんが手続きしてくれた予備校は人が多くて、みんな賢そう…。

この中でトップを走っている彼らはすごい、と心から尊敬する。


―――
――――――


「え!?
クラス分けテスト…ですか!?」


「はい。
古川 美優さんですよね。
昨日ご連絡いただいた時に今日テストをさせて頂くってお話したはずなんですけど…」


受付のお姉さんが困った感じで笑みを浮かべた。

え!?


私、そんなコト聞いてないけど……。



「今日テスト受けていただかないと、
春の授業に間に合わなくなるので、お願いしますね!
こちら受験票ですので」

「あ……は……はい……」



………


思わず押しで受け取っちゃったけど…


クラス分けテスト……




私、絶対下のクラスになりそうな予感…





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