極上ブラザーズ!!(仮)
Prrrrr....
携帯から、
電話の着信音が聞こえた。
高瀬さんからだ!
「もしもし」
『あっもしもし。
美優さん??
ごめんなさい。今日クラス分けテストがあること言うのすっかり忘れてたわ』
「あっ今聞きました。
大丈夫ですよ!」
本当は大丈夫じゃないけど…。
『なら良かったわ。
このテストは入会に必須だから絶対受けて頂戴ね』
「あ…は…は、はい」
『じゃあ健闘を祈ってます!』
ツーツーツー
絶対受けなくちゃダメなのね…
私は受験票を握りしめ、
受付のお姉さんが教えてくれた教室へ向かった。