極上ブラザーズ!!(仮)
少しドキドキしながらも、私は"通話"ボタンを押す。
『もしもし。颯太だけど、突然ごめんな。
今大丈夫?』
「ううん。全然大丈夫だよ」
『明日さ、図書館で勉強しない?
1人じゃ煮詰まるでしょ』
「え!?いーの?!」
『俺でよければ教えるし』
うそ!!
すごく嬉しいっ。
その場で私は1人でガッツポーズをした。
松井くんにOKの返事を出し、
図書館に集まる約束をして電話を切る。
その瞬間、
バンっ!!
部屋のドアが突然開いた。