極上ブラザーズ!!(仮)

だからあんな夢見ちゃったのかな…


……うう。

でも、うじうじ考えても仕方ない!



今日は予備校の日なんだから。
テキストだってバッチリ予習したし。準備万全。


まだ、時間あるし朝ごはんの支度してこなきゃ。
あの兄弟と違って、私は朝も食べないと、死ぬ…。




リビングに行くと、見慣れた人が台所に立っていた。

「あれ。高瀬さん!」

わーっ!
すごく嬉しいけど、
朝出勤NGだったような…?

「美優さん、おはようございます。
ふふ、そんなに私がいるの変?」

「だ、だって、いつも昼前にしか出勤出来ないって」

「おぼっちゃま達がね、
朝に美優さんが朝食作ってるから、
お前が作ってやれって言われたんですよ」


え……うそ。

遼さんや翔さんが?

なんだか嬉しい。



私のことなんか、気にも止めてないと思ってた。



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