極上ブラザーズ!!(仮)
「高瀬、もういいでしょ。
コイツも究極のバカじゃないんだから、それぐらいの振舞いは出来るよ」
「……そうでしょうか……」
不安そうな表情を浮かべる高瀬さんに、遼さんはため息をついた。
「大体、高瀬は居候娘に対して、甘すぎるんです。
それに僕達がいるので心配しないでください」
「…わ、分かりました…」
まだ納得していない様子の高瀬さんだったけど、黒崎兄弟にはそこまで逆らえない立場なのは一目瞭然。
「じゃあ、私帰りますね。遅くまでお邪魔して申し訳ありませんでした」
「いえ、そんなこと…本当にありがとうございました」
「ふふ。気にしないで下さい。じゃあ、美優さん私帰らせていただきますね」
「はい…!お見送りします」
そうして、高瀬さんは帰って行った。
不安そうな高瀬さんに、ちょっとでも安心してもらえるように、明日から頑張らなきゃ!