【完】TEARS−ティアーズ−


「……い、おいって!」

「ふぇ!?」



ふと気付くと、目の前には郁君のドアップで。

驚き過ぎたあたしは、後ろへよろけてしまう。



「うぉ!?」



それを支えてくれる郁君。



「っぶね。お前、本当よく転びそうになるよなぁ」



ククッと笑った郁君に、また胸がドキンッと高鳴ってしまう。



ううう。

こんな笑顔反則だよぉー。

< 129 / 371 >

この作品をシェア

pagetop