きみの音色が鳴り響く
一小節目
「さ、沙良先輩に協力してもらう?!」



私はいま学校の食堂で同じ吹奏楽部で親友の小川真奈に恋愛相談をしている




「うん。
だって孝也先輩と沙良先輩って仲いいじゃん。」


「それはそうだけど・・・」


「果歩、チャレンジだよ!」


「うっ・・・
でも、沙良先輩になんてお願いすればいいの?」



真奈が足を組んで、「考える姿勢」になる





「うーん・・・素直にいうのは嫌?」



「絶対やだ。」


「でも他に方法なくない?」



「そうなんだよねぇ・・・」





「じゃあもう突っ走るしかないよ!
頑張れ。果歩ならできるから!」







「出来る限りの努力はするよ・・・」
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