アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
力
伸也さんと話をした後、久しぶりに伸也さんと一緒に眠った。
徐々に良くなっていた、食べれない、眠れないは病院にいる間に元に戻ってしまっていた。
だから、正直、眠るのが怖い。
でも、伸也さんとなら、また眠れるようになるはず……
伸也さんが私のために用意してくれた、ピンクのパジャマを着て、ピンクのアイマスクをつける。
「怖くなったら、手握れ」
「うん」
不安を抱えながら目を閉じる。
伸也さんの手の温もりのせいか、自然と不安は消えて、すぐに睡魔が襲う。