アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


私達は制服のまま、ホテルの中へ入った。



コウスケは慣れない手つきで部屋を選び、私を気遣いながら足を進める。



「亜美ちゃん、何か飲む?」



「いらない」



「学校で起きてたこと見てたよ。辛かったね」



部屋に入り、立ったままの私にゆっくりと近づいてきたコウスケは、私を優しく抱きしめた。



あったかい。



「俺と付き合って。俺が亜美ちゃんのこと守るから」


その言葉が終わると、コウスケの顔が私に近づいてきた。



「イヤッ」



私はとっさに顔を背けてしまう。



制服の中に入れられた手がいやらしく背中を触り、ブラジャーのホックをはずされた。



「コウスケ、やめて」



「亜美ちゃんいいだろ?」


コウスケの声が低くなる。


その声に私の体は震えだした。



無理やり胸を触られ、首筋を舐められる。



< 214 / 688 >

この作品をシェア

pagetop