アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
「亜美、送るぞ」
ワイワイと騒いでいる中、祐が私の腕を掴んだ。
「ビックリした。いつからいたの?」
「ずっと」
「そう」
「じゃあまた明日ね」
私は3人にそう言って、祐の後を追いかける。
「お前ら仲いいな」
「そう?」
「あぁ」
「色々あったからかな?」
「そうか」
「祐、私やっぱり……祐と付き合えない。でも、仲間になろう?無理して祐と付き合うことに意味はないと思う」
「俺は、お前の側にいれればいい」
「うん」