アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


その後は、たわいもない話をして、祐は帰っていった。



もう切らない。



私は何度も心の中で呟いた。



そして、枕もとのカミソリをゴミ箱に捨てた。



私は強くなる。



大切な人を悲しませないように強くならなくちゃ。



そう思い眠りについた。


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