アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


今更、後悔しても遅い。



でも、後悔せずにはいられない。



「どんな理由にしろ、亜美を裏切っていたことに変わりはない」



そんなことないって言いたいけど、涙のせいで声にならない。



「祐と付き合ってるのか?」



声にならない想いを伝えるために、私は伸也さんに抱きついた。



祐とは付き合ってない。



私が好きなのは、伸也さんだけ。



伸也さん、ごめんなさい。


沢山の想いを込めて、力一杯伸也さんを抱き締めた。

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