アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


荷物を持って、玄関へと向かった。



「荷物」



祐の言葉に返事もせずに荷物を差し出した。



声を出したら、きっと一緒に沢山の思いが溢れだしそうだったから。



靴を履き、玄関と廊下の境目を跨いだ時……



「亜美」



と伸也さんに呼び止められた。



私はゆっくりと伸也さんのほうへと振り替えると、伸也さんは私の大好きな微笑みをして、私の方へと近づいてきた。


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