アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
その瞬間、男達の手が一斉に私の体へと伸びてくる。
いや!!
やめて!!
心の中ではそう叫んでいるのに、恐怖からなのか叫びは声にならない。
やめて……
助けて……
お願い……
恭(キョウ)……
「恭……助けて」
「助けてくれるわけねーじゃん!!」
私の言葉に男達が一斉に笑い出す。
そして、スカートの中へと手を入れられた。
「いやっ!」
どうしてもっと大きな声が出ないの?
「いやっ、やめて……イヤ!」
大きく息を吸い込んで、やっとの思いで大声が出たけど、こんなのなんの抵抗にもならない。
「うるせぇから口になんか突っ込んどけ」