アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


私は急いで帰らなくちゃ。



鞄を持って足早に教室を出た。



「亜美」



「祐、時間ないから話は明日にして欲しい」



今、何を言われても祐に話す気はなかったから、正直祐が鬱陶しいと思った。



「伸也さん来ないんだろ?こたぁに言ってあるから送ってもらえ」



「えっ?」



「一人で帰って何かあったら困る」



「うん。わかった」


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