アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


こたぁの仲間って言葉に少し元気が出た。



「ただいま」



やっぱり、伸也さんはいない。



「おかえり」って言ってもらえないのって、こんなに寂しかったっけ?



帰ってきた形跡もないことに、がっくりと肩を落とす。



今日は仕事だから、寝るまでには帰ってくるはず。



そう思って、ただ何もせずに時間を過ごした。



伸也さんだけを待った。


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