アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

「伸也さん、私のこと好き?」




「あぁ」




「ちゃんと言って」




「あぁ。好きだ」







そう言って長い長いキスをされた。






「飯でも食いに行くか」






甘い雰囲気に浸っていた私を引き剥がし、伸也さんは突然立ち上がる。





「う、うん」





「続きは帰ってきてからな」





意地悪そうな顔をする伸也さん。





私はすぐに立ち上がり伸也さんの腕に絡みついた。





「歩きにくくねーか?」





「いーの」
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