アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
私は床に落ちている下着を身につけ、制服をハンガーにかけた。
ジャージでいいかな?
そう思いながらクローゼットを開けると、伸也さんに買ってもらった服が目に入る。
「これにしよう」
「一人で喋るなや」
振り返るとバスタオルを腰に巻き、タバコを咥えた伸也さんが立っている。
「独り言」
「きもいぞ」
「私は元々きもいんです」
ホッペを膨らまし、服を手に取る。
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