アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
頭の中が…心の中が…パンク寸前だ。
嬉しい。
嬉しい。
嬉しすぎて、言葉が出ない。
「嫌なのか?」といいながら振り向いた伸也さんの顔は少し赤い。
「嫌なわけない。もう離してやらない。一生側にいる」
走って伸也さんに飛びつくとゴホゴホと伸也さんはむせてしまった。
「街を仕切る最強男でしょ?こんなんじゃやられちゃうよ」
「お前がいれば無敵だよ」
そう言って微笑んでくれた伸也さんの顔はやっぱり素敵で私はきっと何度だって恋に落ちてしまう。
いつどこで伸也さんに出会ったとしても私は伸也さんに惹かれてしまう。
磁石が引き合うように私達は惹かれあう。