アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
だって、少し前までは恋だの愛だの信じることすらできなかったのに…
プロポーズをされて、浮かれているなんてあの頃の私からは想像できない。
あの頃の私が今の私を見たらどう思うだろう。
きっと、馬鹿な奴だと鼻で笑うだけだろうな。
そんなものに夢中になって傷つくのは自分なのに…ホントに馬鹿な奴だと言いながら、心のどこかでは羨ましかったんだろうな。
もしも、あの頃の自分に会えるなら恋っていいもんだって、愛って幸せな事だって教えてやりたいな。
人が言ったところで聞く性格ではないけど。