アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

何のためらいもなしに、車を降りようとする伸也さん。





「待って」





私は咄嗟に伸也さんの腕を掴んだ。





もしかしたらアイツらかもしれない。





また、伸也さんの命を狙いにきたのかも…そう思うと掴んだ手が震えて仕方ない。






「亜美、大丈夫。親父だ」





「へっ?」




「亜美は乗ってろ」





「う…うん」







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