アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

そうわかると嬉しさと恥ずかしさがこみ上げてくる。




「…はい」





緊張しちゃって小さな声しかでない。






「亜美ちゃん、聞こえないなぁ〜」





またまたマイク越しに聞こえる遼ちんの声。





伸也さんが上目遣いで私を見る。






私は大きく息を吸った。






「結婚します。私、伸也さんと結婚します」







私の言葉と同時に盛り上がる店内に大音量の音楽。







「亜美、幸せにする」





「伸也さん…」




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