アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

「進路がどうした?」




「うん。学校では進路のことを言われてて…」




「そういう時期か」




なんだか、伸也さんが少し悲しい顔をしたような気がした。




「私は…将来のことなんて考えたことなんてなかったの。猛は伸也さんと結婚するんだから、何もしなくていいって言うけど、私は違うと思うんだ」





「あぁ」





「それで色々考えた…」




「何か見つかったのか?」
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