アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女
無防備な顔して眠る伸也さんを見ながら、後何回この寝顔が見れるんだろうと考えていた。



カウントダウンが始まった今、どんな姿でも愛おしいと思ってしまう。




限られた時間だからこそ、一つ一つが大切なことに思えてしまう。




タイムリミットが迫る中、愛する人と過ごすことがこんなにも辛い事だって思いもしなかった。




寝顔を見ながら私の視界が歪んでくる。




伸也さん…今だけは泣かせて。



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