アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女

それから残りの日々を惜しむかのように私達は毎日寄り添った。



買い物に行ったり、食事をしたり、遠出したりと…やり残したことがないように2人で出来ることなら何でもした。




幸せだった。



楽しかった。




でも、心の中はいつも泣いていた。




楽しければ楽しいほど別れが辛い。



幸せであればあるほど別れることが嘘のようだった。


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