【原作】妖精なアイツ

告白

もうすぐ文化祭。


準備に追われながらも、
漫才の練習に励んでいる。


「今サラなんだけど、
何故僕がボケなんだい?」


「いや、
どう考えてもアンタやろ」


素で言っているのだろうか…。
そうだとしたら怖い。



「やあやあ!
キミ達やってるね!!」


声の主は、
ゴリだった。


今日は何故か口調がおかしい。



「やあ!
ゴリーチャー!今日も気持ち悪いね!!」


「く…っ!
…ははは…岩松くんは冗談がキツイなあ~。」


ゴリは笑っているが、
目は笑っていない。



「実はな、
先生もイベントに参加するんだよ!」


「へ~。
そうなのかい?

ゴリーチャーにも相手してくれる相手がいたんだね!
男性かい?」


「ふふふん…
女性に決まってるじゃないか!」


ゴリはなにやら嬉しそう。



「へ~。
誰と組むんだい?」






「なんとな、
桜井先生となんだよ!」





え………?



妖精は目を丸くした。
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