【原作】妖精なアイツ
「ミッキー。
ごめん…着いてきてくれる?」
「え…っ
どこに?」
そう言った途端、
ギュ…
と、手をつかまれた。
「ヒ…ヒカル?」
いきなりだったから、
びっくりした。
でも…照れる余裕は無かった。
妖精の手は震えてたから…。
「僕…
桜井先生に気持ちを伝えるよ。
それで…スッキリするから。
そうすればこれから…
ブラザーや桜井先生、ミッキーにも、
迷惑かけなくて済む。
…もっと早くにしとけば良かったね。」
そう言って妖精は笑った。
…無理しなくてもいいのに。
「大丈夫なん?」
「うん、
ミッキーがいるからね」
妖精は、
重いはずの足を動かし、
保健室に向かっていく。
妖精の手の震えは、
少し止まっていた。
ごめん…着いてきてくれる?」
「え…っ
どこに?」
そう言った途端、
ギュ…
と、手をつかまれた。
「ヒ…ヒカル?」
いきなりだったから、
びっくりした。
でも…照れる余裕は無かった。
妖精の手は震えてたから…。
「僕…
桜井先生に気持ちを伝えるよ。
それで…スッキリするから。
そうすればこれから…
ブラザーや桜井先生、ミッキーにも、
迷惑かけなくて済む。
…もっと早くにしとけば良かったね。」
そう言って妖精は笑った。
…無理しなくてもいいのに。
「大丈夫なん?」
「うん、
ミッキーがいるからね」
妖精は、
重いはずの足を動かし、
保健室に向かっていく。
妖精の手の震えは、
少し止まっていた。