【原作】妖精なアイツ
震えは止まっても、
顔は強ばっている。
それでも妖精は、保健室へ向かって歩いていく。
────ガラッ
保健室のドアを開けた。
何故か私も緊張している。
「美希!光太くん。
ひさしぶり~」
のり姉はニコッと笑い、座っていた椅子をこちらに向けた。
「特別にお茶出すから座って~。」
妖精は強ばった顔のまま、椅子に座った。
しばらくすると、
お茶が運ばれた。
妖精はそれを一口飲むと口を開いた。
「桜井先生…ゴリーチャーとイベント出るんだって?」
「うん…せやけど?」
「ブラザーと組まなくていいのかい?」
妖精がそう言うと、のり姉の顔つきが変わった。
「うん…
もう、ええねん」
のり姉の顔はとても悲しそうだった。
「『俺達の関係は保留にしよう』
って言われて…
私、嫌われたんかな……」
「それは……っ」
「ええねん、
大丈夫。気にせんといて」
「違う!
僕のせいなんだ!!」
妖精は、
決意を決めた。
顔は強ばっている。
それでも妖精は、保健室へ向かって歩いていく。
────ガラッ
保健室のドアを開けた。
何故か私も緊張している。
「美希!光太くん。
ひさしぶり~」
のり姉はニコッと笑い、座っていた椅子をこちらに向けた。
「特別にお茶出すから座って~。」
妖精は強ばった顔のまま、椅子に座った。
しばらくすると、
お茶が運ばれた。
妖精はそれを一口飲むと口を開いた。
「桜井先生…ゴリーチャーとイベント出るんだって?」
「うん…せやけど?」
「ブラザーと組まなくていいのかい?」
妖精がそう言うと、のり姉の顔つきが変わった。
「うん…
もう、ええねん」
のり姉の顔はとても悲しそうだった。
「『俺達の関係は保留にしよう』
って言われて…
私、嫌われたんかな……」
「それは……っ」
「ええねん、
大丈夫。気にせんといて」
「違う!
僕のせいなんだ!!」
妖精は、
決意を決めた。