【原作】妖精なアイツ
校内放送が、
終了のチャイムを鳴らした。



私は顔を真っ赤にし、
ひたすら妖精を見つめていた。




「ほ、
ほんまに言うてんの…?」



妖精はコクリと頷いた。



「のり姉より…
私の事…好きなん?」


「そうだよ!」


妖精は眩しいくらいの笑顔で…。
私は涙目になっていた。



「ミッキー。
僕の事、嫌い?」


私は涙を拭って首を横に振った。



「じゃあ…


好き?」



私の顔は、


真っ赤だった。



それは、
もう…


言わなくたって、
分かる。






妖精は微笑んで、
私の顔に近付いた。



たこ焼きが、
ボロボロと


私の膝から落ちていく。





「好きだよ。

ミッキー…」




妖精は、


私にキスをした。


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