【原作】妖精なアイツ
「ゴリぃ。
素人相手に本気なんか出せねえよー」
夏男が言う。
友達を思っての事だろうか。
「優勝者には、
夕飯に蟹鍋を食わしてやる。」
「よっしゃ勝つぞ――――!!!」
……早。
そんな状況でも、
妖精は変わらず笑っていた。
「え?
トーナメント?」
遅れてきた染五郎さんが目を丸くして言う。
「そうなんですよ。
ゴリが言い出したんですけど」
私がそう言うと、
染五郎さんは少し考えた様な顔をして、
「いいんじゃない?」
とだけ言った。
「……?」
何で?
いいの?
そう思っているうちに
トーナメントが始まった。
はじめの相手は、
夏男だった。
「ヒカル!
お前と戦うつもりは無かったが…
手加減されるの嫌だろうし、本気でやってやるよ!」
夏男は燃えている。
良い事を言っているつもりだろうが、目はカニマークである。
カニマークってどんな形だよ…。
私は一人でツッコんでいた。
素人相手に本気なんか出せねえよー」
夏男が言う。
友達を思っての事だろうか。
「優勝者には、
夕飯に蟹鍋を食わしてやる。」
「よっしゃ勝つぞ――――!!!」
……早。
そんな状況でも、
妖精は変わらず笑っていた。
「え?
トーナメント?」
遅れてきた染五郎さんが目を丸くして言う。
「そうなんですよ。
ゴリが言い出したんですけど」
私がそう言うと、
染五郎さんは少し考えた様な顔をして、
「いいんじゃない?」
とだけ言った。
「……?」
何で?
いいの?
そう思っているうちに
トーナメントが始まった。
はじめの相手は、
夏男だった。
「ヒカル!
お前と戦うつもりは無かったが…
手加減されるの嫌だろうし、本気でやってやるよ!」
夏男は燃えている。
良い事を言っているつもりだろうが、目はカニマークである。
カニマークってどんな形だよ…。
私は一人でツッコんでいた。