【原作】妖精なアイツ
ライバル
妖精は重い足取りで保健室へと向かう。
『ミッキー!
一緒に行くかい!?』
そう言われてついてきたが
妖精は、のり姉の事をまだ
好きなのだろうか…。
「失礼しまーす」
妖精は平然とした声でドアを開けた。
それと同時に聞きなれた声が聞こえた。
「あ、
光太くんに美希!
いらっしゃい。」
いつもと変わらない、
のり姉の笑顔。
「桜井先生。
これ、文化祭の書類だそうです。」
「あー
ありがと!助かったわー。
ねえねえ、良かったらお茶でも飲んでいかない?
始業式までまだまだ時間あるし!」
退屈なのか、
のり姉は私達を椅子に座らせてお茶を入れた。
「美希と光太くんは、
文化祭にイベント出るの?」
のり姉の言葉に、
妖精は飲んでいたお茶を机に置き
こう言った。
「出ますよ!
ミッキーと!!」
しょ、
正直に…。
「先生は、
ブラザーと出るんでしょ?」
聞くんか!
凄いな、お前。
その時かすかに
妖精の手が震えているのが
分かった。
『ミッキー!
一緒に行くかい!?』
そう言われてついてきたが
妖精は、のり姉の事をまだ
好きなのだろうか…。
「失礼しまーす」
妖精は平然とした声でドアを開けた。
それと同時に聞きなれた声が聞こえた。
「あ、
光太くんに美希!
いらっしゃい。」
いつもと変わらない、
のり姉の笑顔。
「桜井先生。
これ、文化祭の書類だそうです。」
「あー
ありがと!助かったわー。
ねえねえ、良かったらお茶でも飲んでいかない?
始業式までまだまだ時間あるし!」
退屈なのか、
のり姉は私達を椅子に座らせてお茶を入れた。
「美希と光太くんは、
文化祭にイベント出るの?」
のり姉の言葉に、
妖精は飲んでいたお茶を机に置き
こう言った。
「出ますよ!
ミッキーと!!」
しょ、
正直に…。
「先生は、
ブラザーと出るんでしょ?」
聞くんか!
凄いな、お前。
その時かすかに
妖精の手が震えているのが
分かった。