恋愛物語 - 短編集 -
番外編
海斗side
「おっそいな。」
今、藍と待ち合わせ中。
この前想いを伝える事が
できて、本当に良かった。
時計を見たら10:20
待ち合わせわ10時なのに。
『ごめーん!』
と大きな声を出しながら
藍が遠くから走ってくる。
「おせぇよ!」
そう言って俺は
藍のおでこにデコピンをした。
『いったぁ。・・本当ごめん!』
おでこをおさえながら
ほんとに痛かったのか
うるうるした目で俺を見てくる
そんな目で見んなよ。
抱きしめたくなるだろうが。