恋愛物語 - 短編集 -
「さて、行くか!」
俺は藍の手をぎゅっって
握った。
『うん!///』
――――――――
藍が見たがってた映画を
見た。恋愛もので
藍は号泣だったけど、
俺は全く分からなかった。
藍は「めっちゃ感動したんだもん!」なんて言ってた。
映画も終わって
横断歩道で待ってる時に
『あれ、カップルかな?』
『えっー?違くない?』
『だって、手つないでるよ?』
『兄妹かなんかじゃない?年が全然違うじゃんか。』
なんだよ。
年なんて関係ないだろ。
俺に聞こえたって事は
藍は・・・。
見ようとした瞬間。