クール×彼 Ⅳ
―――どんっ
「わゎっ…ごめんっ」
考え事をしていたら、夏樹が急に止まったから、夏樹の背中にぶつかってしまった。
「……着いたけど、」
「ぁ、……」
もう着いちゃったんだ…
心臓のドキドキが速さを増す。
私、ヤバいなぁーっ
―――ガチャ…
「入れよ」
「ぅ、うんっ!!」
夏樹は玄関のドアを閉め、階段を上り始めた。
部屋に向かってるのかな……??
疑問に思いながらも私は夏樹について行った。