クール×彼 Ⅳ


―――どんっ


「わゎっ…ごめんっ」


考え事をしていたら、夏樹が急に止まったから、夏樹の背中にぶつかってしまった。


「……着いたけど、」

「ぁ、……」


もう着いちゃったんだ…

心臓のドキドキが速さを増す。


私、ヤバいなぁーっ


―――ガチャ…


「入れよ」

「ぅ、うんっ!!」


夏樹は玄関のドアを閉め、階段を上り始めた。

部屋に向かってるのかな……??

疑問に思いながらも私は夏樹について行った。


< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop