俺様嫌いな女王様



光夜と仲のいい那智とはそれなりに仲良くなった。



女遊びの激しい軽い奴。と言う点を抜けばいいヤツだと思う。





屋上で待っていた那智と一緒に四人でお昼を食べた。



「雪ちゃん、次の授業一緒にサボらない?」

「那智くんに食べられるからイヤ~」

「振られたな」

「いい加減諦めたらいいのに」



この状況に馴染んでる私も私だと思う。




今まで友達が雪しかいなかったせいか、変な感じはするけど何故か心地いい。




認めたくないけど、たぶんこれは光夜のおかげ。



でも、ムカつくから絶対に言ってやらない。



「じゃあ空慰めて!!」

「なっちゃん、それは俺に喧嘩売ってんのか?あ゛?」

「冗談だから!!ちょっ、待てっ!!マジですいませんでしたっ!!」



そこまで焦るなら変な事言わなきゃいいのに・・・。



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