俺様生徒の甘いくちづけ
・カレカノのはじまり
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五十嵐くんと付き合うことになった…次の日のお昼休み。
2人で音楽室で隣に座って日なたぼっこしてたら、急にこんなことを言った。
「あちーな、今日。オレ、今夜カレーが食いたくなったわ」
「じゃあ、どっかで食べて帰る?」
「ちげーだろ!美桜が作ったカレーに決まってんだろ!オレは美桜のヘヤで食べるって言ってんだよ」
「えっ!?なんで、あたしが作んなきゃいけないの。それになんでヘヤに……」
ビックリしてると、長い指に鼻をつままれた!
「そんくらい彼女なんだから当然だろ!」
「いっ、痛いよ~」
憎たらしいくらい口元をゆるませ、五十嵐くんがニヤッと笑う。
うっ、うう……くやしいけどカッコいい。
けど、これがあたしが思い描いていたカレカノの関係なの!?