俺様生徒の甘いくちづけ

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「今日もいいお天気だなぁ…」


眩しいくらいの太陽の光を浴びながら、初めての授業がある1年D組のクラスに向かって廊下を歩いていた。


その時、1人の背の高い男子生徒とすれ違う。


それだけだったはずなのに突然…!



「美桜!」



誰かに背中の後ろで、自分の名前を呼ばれて心臓が苦しいくらいに収縮した。



だって、その声が…あの人にそっくりだったから。

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