シュガー × シュガー
「あっバス来た!」
心臓がずきずきした。
西野先生…。
おはようございますって
ちゃんと言えるかな?
緊張して声が裏返りそう。
どうしよう、何か話そうかな。
どぎまぎしながら
ドアが開くバスに乗り込んだ。
「お、お願いしま…す?」
ふと見ると、今日の運転手は
西野先生ではなかった。
「はい、おはよう」
見たこともないおじさん教官だった。
あたしのテンションはMAXにさがってしまい、
バスの中では一切口をきけず…
イヤホンで音楽を聴きながら爆睡した。