恋する魔女
「あぁ、なんて魅力的な女性だったんだろう。」



それはあなたもよ!



「あんなに心が揺れる思いをしたのは何年ぶりだろう。」



きっとあたしが魔女って知ったら揺れるどころじゃないわね。



「何とかして彼女を繋ぎ止めておきたいな。・・・また食事に誘うか。明日にでも・・・いや、出会ったばかりなんだ、慎重に距離を縮めなければ・・・・」



まぁ、以外とじれったいのね。

明日でも今でも呼んでくれれば一瞬で来るのに♪




だがブライアンは携帯を見つめたまま、固まっている。



我慢出来なくなったジュリアはポケットから携帯を取り出した。




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To:ブライアン
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Subject:
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今日は素敵な夜をありがとう。

あなたのような素晴らしい
男性は初めてだわ。

次は私がお誘いします。
お仕事の都合を教えて
頂けると嬉しいわ。


それではお休みなさい。
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